
私たちは、何に満たされるのか / 9月の流れについて
今年は例年より涼しい日々が続いていますが、ゲリラ豪雨や地震など、別の意味で穏やかではない夏になりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
最近、定期的にいらっしゃるある方に、とても興味深い変化を感じています。
その方と最初にお会いしたのは、もう10年ほど前のこと。その後しばらく時間が空いていたのですが、今年に入って久しぶりに訪ねてきてくださいました。
久しぶりのセッションを楽しむ中で、とても印象に残ったことがありました。
その方が、本当にうれしそうだったのです。
ご自身が長く持ち続けてきたフェチを思う存分味わい、文字通り、身も心も満たされているように見えました。
私は長年この仕事を続ける中で、「フェチ」というものは、単なる性的な欲望だけではないと感じるようになりました。
その人が何に惹かれるのか。何を見たいのか、何を感じたいのか。何を強く求めてしまうのか。
そこには、その人が生きてきた歴史や身体の記憶、そしてアイデンティティの一部までもが深く結びついているように思います。
特に、社会の中できちんと適応しようとしている人ほど、自分の内側にある欲望を表に出す機会は少ないのかもしれません。
仕事をして、役割を果たして、周囲から求められる自分として生きる。
その一方で、本当は何を求めているのか。何に心が動き、身体が反応するのか。
そうした自分自身の一部に、いつの間にか蓋をしてしまうことがあります。
私は「男性性」というものを、性別そのものとは別に、外へ向かっていく力、欲する力、決断する力、行動する力といったエネルギーとして捉えることがあります。
もちろん、それは男性だけが持つものではありません。
けれど、自分の中から湧き上がってくる「こうしたい」「これが欲しい」という力を長い間抑え続けていると、生活そのものは問題なく送れていても、どこか満たされない。
「ちゃんとやっているはずなのに、なぜかやり切った感じがしない」
そんなモヤモヤとして現れることもあるのではないでしょうか。
だからこそ、自分が心から望んでいるものに触れ、それを十分に味わう経験は、単純に性的な欲求を満たすこと以上の意味を持つことがあります。
普段抑えているものが大きければ大きいほど、その解放感や充足感も強く感じられるのかもしれません。
そして、その方はそれ以来、毎月のように足を運んでくださるようになりました。
何度かお会いしているうちに、私はある変化に気づきました。
なんだか、どんどん若々しくなっている!
肌にはツヤがあり、表情も以前より明るい。何より、ご本人から漂う雰囲気が軽やかになったように感じます。
もちろん、その変化のすべてがセッションによるものだとは思っていません。
それでも、自分の欲望を否定せず、心から満たされる時間を持つことが、その方の日々に何らかの良い影響を与えているように見えることを、私はとてもうれしく感じています。
あなたが長い間、心の奥にしまっているものはありますか。
誰にも理解されないと思っている欲望や、「こんなことを望んではいけない」と蓋をしてきた感覚はありませんか。
自分の欲望を知ることは、自分自身を知ることでもあります。
そして、それを安心して表に出し、誰かと一緒に見つめてみることも、自分を大切にするひとつの方法なのだと思います。
現在、東京での対面セッションについては、9月中の期間を目安にご相談をお受けしています。
私のセッションでは、フェチや欲望をただ満たすだけではなく、対話と身体感覚の両方を大切にしながら、その人が大切にしてきたものを一緒に扱っていきます。
初めての方や、しばらく間が空いている方は、下記の連絡先から、9月希望の旨を添えてご連絡ください。
内容を拝見したうえで、詳細は個別にお伝えしています。
これまでにセッションを受けたことのある方は、これまで通りの方法でご連絡いただいて構いません。
[連絡先はこちら]






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